RUY UEDA

RUY UEDA official site

BLOG

Marathon du Mont Blanc

昨年のOCCから4大会連続で国際大会でうまくいっていなかったので、今回の3位という結果は自信を取り戻すキッカケになりました。

レース前

Hochkönig Skyraceを終え、一週間ほどMaria Almで過ごしたのち、6/14にシャモニーに移動。

シャモニーでも上正原真人選手(かみしょー)と近江竜之介選手(りゅう)と生活。

トレーニングは順調に積めていましたが、大会5日前から左足首が捻挫をしていないにも関わらず腫れてしまい、悪化させないよう気を付けながら大会に向けて調整していました。

大会前日に日本から妻、娘、そして父に応援しに来てもらいました。

大会1週間前の1000mD+2本のトレーニング後
家族がシャモニーに到着

レース詳細

レース当日。

スタート直後からハイペースが予想されたので入念にウォーミングアップ。

左足首の痛みは1kmほど走ると消失。経過は良好。

今回出場するのは僕とりゅう。かみしょーは故障によりDNS。

Photo: Philipp Reiter

今回のコースは距離42km、累積標高2540m。

UTMBでおなじみの教会からスタート。

昨年まではPlan Prazという山の上のケーブルカー駅でフィニッシュでしたが、今年からコースが変わり教会に戻ってくるルート。

全体的にとにかく走れるコース

先月のZegama準優勝のDavide、Zegama5位のケニア人ランナーのプケモイをはじめ、ZegamaのTOP10が6人出場。

さらに今回は昨年のOCC、2019年のトレイルランニング世界選手権で優勝しているJonathan Albonが出場。

7:30 天気は最高。少し肌寒く感じるが走るには絶好のコンディションの中シャモニーをスタート。

最初のエイドのLe Tourまではとにかく走れるセクションなので、Zegama同様スタート直後からハイペースと予想。

しかし今回は42kmしっかり走り切るため自分のペースで進んでいくことを選択。

最初のどフラットな3kmを3分26秒, 35秒, 39秒と刻んでいく。

その後も緩やかなアップダウンを繰り返しながらLe Tourへ。

Photo: Martina Valmassoi

Le Tour(13.5km)を先頭と1分7秒差の11位で通過。10位とは46秒差。

ここから一つ目の本格的な登りに入り、コース最高地点のAiguillettes des Posettes(標高2200m)を目指す。

Posettesで10位に追いつき、下りでかわす。

下りきったVallorcineでは9位を走るDavideに迫っていたが、

稜線で体が冷えたのか、それとも下りでシェイクされたせいか、

トイレに直行💩

すっきりしてエイドを出るとDavideとの差は1分8秒差に。

この時点では「前の選手も実力者ばかりだし、7位くらいまで順位をあげれたらいいな」くらいにしか思っていませんでした。

ここからしばらく走れるトレイル。

次の本格的な登りに差し掛かるころには前との差がかなり詰まってきた。

Le Becherへの登りで2人抜く。

ここから1kmの下りが個人的にコース上で一番テクニカル。

筋収縮のスピードが変わり、ハムストリングスが攣りそうになるのをうまくコントロールしながら、

できる限り攻める。

Photo: Philipp Reiter

最後の登りを終えたFlegereでは4位にまでジャンプアップ。

余裕はまだある。

カメラに笑顔で手を振ってエイドへ。

サポートから前と1分だと聞く。

欲が出てきた。

残り8km。試走していてコースは知っているし、足場を気にせずかっ飛ばせるダウンヒル。

攻めて攻めて攻めまくる。

最後のダウンヒルの半分くらいのところでElhousineを仕留める。

Flegereの登りで見えていたのはDavideだったはずだ。

2位もそう遠くない。

さらにギアを上げる。

下り切った。捉えた!約20秒差。

コースチャートではわからないけど約41km地点から少し登り返す。

あー!攣った攣った!

走りながら痙攣を抑えるもこれ以上はスピードは上げられない。

Chamonixの街へ戻ってきた。

この通りで大歓声の中祝福されてフィニッシュするのは6年ぶり。

3位 3時間40分42秒。

勝てなかったけど、久しぶりのジャストエンプティで終わる清々しいレースだった。

Photo: Jordi Saragossa

優勝はJonathan Albon。2019年のSkyrunner World Seriesを競い合った仲。

昨年はOCC優勝など、相変わらず強い。

今回は出し切れたとはいえ一度も先頭争いに絡むことができず、まだまだですね。

応援ありがとうございました!

使用ギア・レース中の補給

ウェアはもちろん「Ruy」。

必携品は、防水ジャケット、サバイバルシート、ホイッスル、携帯カップ、携帯電話、ドリンク。

今回は「Ruy」の「Aditional Race Belt」をチョイス。

コース上の半分以上がひなたであるため、いつものヘッドバンドではなく帽子を選択。

今回の使用シューズはAdidas Terrex Speed Pro SG。日本で売ってない。

サングラスはESSのCROSSBLADE。最近気に入っているハイデフブロンズレンズを選択。

日陰でも路面が明るく見える。

今回はLe Tour(13.5km)、Vallorcine(23.5km)、La Flegere(34.2km)の3か所でサポートが可能。

それぞれにドリンクを500ml(Vallorcineだけガス抜きレッドブルも用意)とジェル2本を預けておく。

スタート時はドリンク500ml、ジェル2本、塩タブレットを携帯。

トータル水分2.25Lとジェル7本を摂取しました。

レース動画

前半ほぼ映りません。見せ場は最後のダウンヒルだけ…
Recap Movie
この記事をシェアする